03 四則演算
では、四則演算をやっていきましょう。 計算結果は、printf()関数で表示しましょう。
printf()の使い方
printf(“%d”, 計算式); とやると、 %d の部分に計算式の答えが埋め込まれて表示されます。
%d が書いてあれば良いので、例えば
printf(“The answer is %d\n”, 計算式); などとやっても大丈夫です。
足し算
まずは、基本中の基本である足し算からやっていきましょう。 ファイル名は、calculation.cとします。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
// 足し算の結果を出力
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
return 0;
}
引き算
次に、引き算をやってみましょう。 先程作ったプログラムに引き算の結果の出力も追加しましょう。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
// 足し算の結果を出力
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
// 引き算の結果を出力
printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
return 0;
}
乗算
乗算(掛け算)をやっていきましょう。 演算子(記号)は、「 * 」を使います。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
// 足し算の結果を出力
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
// 引き算の結果を出力
printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
// 乗算の結果を出力
printf("4 * 3 = %d\n", 4 * 3);
return 0;
}
除算
除算(割り算)です。 演算子(記号)は、「 / 」を使います。
まずは、割り切れるときをやりしょう。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
// 引き算の結果を出力
printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
// 乗算の結果を出力
printf("4 * 3 = %d\n", 4 * 3);
// 整数同士の除算で割り切れる場合の出力
printf("10 / 2 = %d\n", 10 / 2);
return 0;
}
整数同士の割り算で割り切れない時は、あまりは表示されません。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
/* (中略) */
// 整数同士の除算で割り切れない場合の出力
printf("10 / 3 = %d\n", 10 / 3);
return 0;
}
剰余算
あまりを計算したいときは、剰余算をします。 演算子(記号)は、「 % 」を使います。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
/* (中略) */
// 剰余算の結果を出力
printf("10 % 3 = %d\n", 10 % 3);
return 0;
}
もし、”3あまり1”という感じで表示したければ、
printf("%d あまり %d", 10 / 3, 10 % 3);
というふうにコードを書きます。
四則演算と演算子の優先順位
+や-、*や/、%などの記号のことを演算子といいます。
数学で習ったとおり、演算子には優先順位があります。
printf("%d\n", 10 + 2 * 3); // 16と表示される。
printf("%d\n", (10 + 2) * 3); // 36と表示される。
では結果が違うので注意してください。
練習問題
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たかし君は1個70円のりんご5個と、と1個30円のみかんを3個買いました。合計でいくら支払えばいいか求め、printf()関数で表示しなさい。ファイル名は、 takashi.c とします。
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上底が 5[cm]、下底が 3[cm]、高さが 3[cm]の台形の面積を求め、printf()関数を使って表示しなさい。ファイル名は、trapezoid.cとします。