06 標準入力の利用
標準入力とは
標準入力とは、プログラムに入ってくるデータのことです。通常、標準入力とはキーボードからの入力のことを指します。
標準入力と同じように標準出力、標準エラー出力というのもあります。標準出力はプログラムが書き出すデータのことで、標準エラー出力はプログラムが吐き出すエラーのことです。
標準入力 | キーボード |
標準出力 | コマンドラインの画面 |
標準エラー出力 | コマンドラインの画面 |
標準入力と標準出力を合わせて標準入出力といい、英語にするとStandard Input/Outputです。
ちなみに、いつもおまじないとして書いている#include
printf()関数は、標準出力にデータを書き込む関数です。
scanf()関数
標準入力(キーボード)からデータを読み込むには、scanf()関数を使用します。
細かいことは後にして、とりあえず使えるようになりましょう。以下のコードを書いてください。ファイル名は、scanf.cとします。
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#include <stdio.h>
int main(void)
{
int age;
printf("年齢を入力してください。\n");
printf("-->");
scanf("%d", &age);
printf("あなたの年齢は、%d歳ですね。\n", age);
return 0;
}
キーボードからの入力を変数に代入するscanf()関数は、以下のように使います。
なぜ&xなのか? という疑問も出てくるでしょうが、いったん置いておきましょう。
とりあえず今は、変数名に &(アンド) をつけるんだな、程度の認識で良いです。
ちなみに、実数値や文字を扱うこともできます。
文字列を扱いたくなるかもしれませんが、それもまた後回しにしましょう。
練習問題
2つの整数値を入力して、その値を足した結果を出力するプログラムを作成しなさい。ファイル名は、add.cとします。
おまけ問題
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int型変数minに分を入力して、秒に変換して画面に出力するプログラムを作成しなさい。ファイル名はminute.cとします。
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秒を入力して何分何秒と表示するプログラムを作成しなさい。ファイル名はsecond.cとします。